John Hicks Legacy Band/ジョン・ヒックス・レガシー・バンド Mind Wine

惜しくも2006年に逝去したジョン・ヒックスは優れたピアニストとして評価を確立していましたが、そのバックボーンには素晴らしいオリジナル・コンポジションという裏地もありました。ジャズ・メッセンジャーズ、ファラオ・サンダース、デイビッド・マレイ他、多彩なマスター達から頼りにされたのもトータルな才能ゆえでした。フルート奏者であり未亡人のエリーズ・ウッド・ヒックスを中心として、故人の作曲作品を演奏するユニット「ジョン・ヒックス・レガシー・バンド」が編成され、厚い支持を受けています。ピアノの重責はラリー・ウィリスが担当。他のメンバーも、ヒックスゆかりの面々でニューヨーク屈指のミュージシャン揃い。心安らぐ珠玉のバラード「ハート・トゥ・ハート」をはじめとして、静的、動的いずれの曲でもコアにリリカルなものがあることにお気付きになることでしょう。 ジャズ輸入盤CD