Vito Di Modugno/ビト・ディ・モドゥーニョ Organ Trio Plus Guests

イタリアの人気ハモンドB3奏者ビト・ディ・モドゥーニョがギターとドラムスとで組んだトリオです。レパートリーが興味深いですね。ジョー・ヘンダーソン作「イフ」、ブルー・ミッチェル作「フンギー・ママ」、ホレス・シルバー作「セニョール・ブルース」とくればBlue Note系オルガンで、スタイルはラリー・ヤングとジミー・スミスあたりでしょうか。過度にアーシーになだれこむのではなく、ソウル・フィーリングを巧みにジャズ的に造型しているところが特徴です。ジミヘンの(6)ではソウル+スピリチュアル+サイケ混合のあの時代の匂いがたちのぼりますよ。チック・コリアの(5)、ミッチェルの(8)、ホレスの(9)などラテンタッチのカッコ良さがも光ります。それにも増して、ハードボイルド・ロマンなイタリアンの(10)がピカイチ!曲によりゲストでテナーサックス、アコーディオン参加。 ジャズ輸入盤CD