D・E・T/ディー・イ―・ティー In Itinere

これはまた、興味深いアルバムです。3人のサックス奏者で構成されたD.E.T.は、2000年代のヨーロッパ・ジャズで最も意欲的なグループのひとつに数えられています。正式名称はデューク・エリントン・トリオ。エリントンに代表される偉大なジャズ・ミュージシャンのスピリットを受け継ぎつつ、新たなジャズを生み出しています。リーダー格のピエルルイジ・アレッサンドリーニは1955年生まれ。ジョー・ヘンダーソン、フランク・ストロジャー、デイブ・リーブマン等に師事した実力派です。彼の輝かしいアルト・サックスの音色がメロディをリードし、それをテナー・サックスやバリトン・サックスが支えます。ヴォーカルとの絡みも絶妙な、実に美しいアンサンブルです。　輸入盤ジャズCD