Roy Powell/ロイ・パウエル Live In London

個性派ピアニスト、ロイ・パウエルの最新アルバム登場です。パウエルは現在オスロ在住とのことですが、生まれは英国。2004年に母国のクラブ「ロニー・スコッツ」にピアノ・トリオで出演したときのライブが本作です。現代音楽の作曲やエレクトリック・ジャズでも実績を残すパウエルですが、本作はアコースティック・ジャズです。スタンダードの「オール・ザ・シングス・ユーアー」、マイルス・デイビス作「ソラー」以外はオリジナル。独特のリズム感覚があり自由奔放にペースを動かしたりする中から、ユニークかつ印象的なフレーズが湧いて出てくるあたり、他に類を見ません。この2曲ではどこまでが遊び心でどこからがシリアスなのか安易に読ませない意外性豊かなプレイです。かと思うとオリジナルにはとってもリリカルな曲、アプローチが多く、和ませてくれます。 ジャズ輸入盤CD