Mark Elf / David Hazeltine / Peter Washington / Lewis Nash/マーク･エルフ / デビッド･ヘイゼルタイン/ ピーター･ワシントン / ルイス･ Glad To Be Back

メインストリームジャズを好むギタリストで、マルサリス兄弟やジミー・ヒース、ジョー・ヘンダーソンら多くのアーティストに実力を買われ、共演以来の絶えない実力派マーク・エルフ。自身のレーベルで1998年よりリーダー作のリリースを続けていますが、今回は生死をさまよっていた3年を克服してのアルバムだけに、最高のメンバーで挑みました。今や、アメリカのピアニストでは一番人気のあるデビッド・ヘイゼルタインに、あらゆるアルバムに登場する人気ベーシストのピーター・ワシントン。ロリンズやピーターソンなど大御所の名盤にしばしば顔を出す職人的技術で人気のルイス・ナッシュをドラムに迎えました。エルフの淡々として控えめなギターに、ヘイゼルタイン率いるピアノトリオの演奏が上手く映えます。バカラック作曲の(4)、有名スタンダードの(8)、(11)以外は全てエルフのオリジナル曲という意欲的な内容です。リズムセクションとギターがフロントのカルテットとして理想的なバランス感覚を楽しめる一枚です。