JAKOB DREYER / ヤコブ・ドライヤー ROOTS AND THINGS (DIGIPACK)

ヤコブ・ドライヤー(b)、ヤコブと同年代であるティヴォン・ペニコット(ts)、サーシャ・ベルリナー(vib)、ケネス・ソルターズ(d)のカルテット作品。このアルバムはブロンクスのマウントバーノンでレコーディングされました。ほぼ全ての曲がヤコブによる作曲で、彼が居住しているニューヨークをテーマにしたタイトル「Big Apple」「Bodega」「MTA」や、実際に6月に書かれた作品「June Tune」などを収録しており、日常生活と音楽が融合されたように感じることができます。 一転して「Room1102」と「The Fifth Floor」では、バロック時代のプレリュード様式にインスピレーションを受けた演奏になり、ヤコブが豊かな想像力と感受性を持ち合わせていることがわかります。他のメンバーもジャズの伝統に溶け込んでおり、「Invisible」などで即興演奏も巧みにこなします。アルバム全体で短い楽曲や間奏曲が入ることで聴き手の感情がリセットされ、1つ1つの曲を味わうことのできる作品です。