ZOOT SIMS / ズート・シムズ IN FRANCE ・ LIVE AND UNISSUED RECORDINGS

1950年から1961年にかけ、ズート・シムズは頻繁にパリを訪れ演奏やレコーディングを行い、パリのジャズ界にどっぷりと浸りました。今作収録には4つのセッションが収録されており、一つめは1958年のカンヌ・ジャズ・フェスティバル、3人のアメリカ人ピアニストのウォルター・デイヴィス・ジュニアとベーシストのダグ・ワトキンスとドラマーのアート・テイラーとの共演。二つめが翌々年の1960年にパリ、ブルーノートでの演奏でメンバーは2人のフランス人、ピアニストのモーリス・ヴァンデールとベーシストのピエール・ミシュロ、そして2人のアメリカ人ギタリストのジミー・ゴーリーとドラマーのケニー・クラークからなる一流リズム・セクション。そして三つめと四つめが、1961年の未発表スタジオ・セッションです。こちらはサックス・セクションとスウィング・クインテットの異なる形式での演奏が収録されています。活気溢れるパフォーマンスでの自然なスウィングを捉えた一枚となっています。