ANITA DONNDORFF / アニタ・ドンドルフ THIRSTY SOUL

アルゼンチン生まれ、ニューヨークを拠点に活動するヴォーカリスト、アニタ・ドンドルフが、ジャズの伝統とラテンアメリカの影響を融合させた、重層的なアルバムをリリース。クラシックと現代音楽のバックグラウンドを持つドンドルフは、ブエノスアイレスの音楽シーンで歌声を磨き、その後ニューヨークへ拠点を移し、ラウンジとジャズクラブの両方で魅力的な存在として進化を続けています。 アルゼンチンとアメリカの2カ国で2段階に分けてレコーディングされた本作の主要トラックは、2022年にブエノスアイレスのEstudios IONでベーシストのポール・シキヴィがアレンジを担当。アンサンブルには、ダンテ・ピッカ（ピアノ）、セルジオ・ワグナー（トランペット）、カロリーナ・コーエン（コンガ）他4名。そして「The Great City」ではフェリペ・アルセが参加しています。 「Thirsty Soul」には、ヴォーカリストのソル・リーベスキンドがフィーチャーされています。伝説のギタリスト、ピーター・バーンスタインとの親密なデュエット曲「Charade」と「Ana Luiza」をニューヨークのFlux Studiosでレコーディングし、アルバムを完成させました。 「Thirsty Soul」は、彼女の初期のキャリアの集大成となる作品です。様々なジャンルの音楽に精通し、独特でモダンなサウンドを紡ぎ出す彼女の姿が、この作品に込められています。豊かなアレンジとダイナミックなアンサンブルによって、彼女はこのアルバムで現代ヴォーカルジャズの新たな章を定義づける、鮮やかでエモーショナルな歌声を遺憾なく発揮しています。