Martin Diaz/マルティン・ディアス Identities

クラシックとジャズの双方からサックスの可能性を追求する注目の逸材、それがマルティン・ディアスです。1995年バルセロナに生まれ、ゴルカ・ベニーテス、ミゲル・セノン、ジョー・ロヴァーノらに師事。現在はアムステルダムを本拠地に活動しています。弦楽器の弓弾きのように美しく流れる音色は、リスナーのみならず、アマチュア・サックス奏者からも大きく支持されるのではないでしょうか。このアルバムは彼のグループ“アイデンティティ・クインテット”を軸にした作品で、ルカス・マルティネスとのツイン・サックスを生かしたアンサンブルも見事。2020年代のクール・ジャズがここに誕生したといっても過言ではないでしょう。