Antonio Ballestin / アントニオ・バレスティン BITACORA (DIGIPACK)

1977年、スペインのサラゴサ生まれ。当初はクラシック音楽に没頭していましたが、作編曲家のギジェルモ・クラインとの出会いによってジャズに開眼。以来、鮮烈なピアノ・タッチ、構築された音作りで注目を集めているのがアントニオ・バレスティンです。大編成での活動も得意とする彼ですが、今回の作品は8人編成での録音。楽器の持ち替えを多用したことによって生まれる音色のバラエティ、厚みのあるアンサンブルと、コンボ演奏の時にも通じる伸びやかなアドリブ・パートが共存しています。才人アントニオが持つ、親しみやすい一面が発揮された会心作といえましょう。