Trinkle Trio/トリンクル・トリオ Paolo Sorge

近年は“パオロ・ソルゲ・エレクトリック・ギター・カルテット”で精力的な活動を続けているパオロ・ソルゲ。このアルバムはその結成前に、チューバ、ドラムスと組んだ異色ユニット、“トリンクル・トリオ”による演奏です。数々のエレクトロニクスを使いながら、幻想的なサウンドを出すのはソルゲの魅力。ここでは、そのサウンドと、ミシェル・ゴダールが奏でる重低音が絡み合い、他のジャズ・アルバムでは聴けないような響きに浸ることができます。楽器編成は大変に珍しいものですが、主なレパートリーをセロニアス・モンクの有名なナンバーで揃えているので、最後まで親しみを持って楽しく聴くことができるのも当アルバムの魅力でしょう。