ENRIQUE HEREDIA / エンリケ・エレディア PLAYS HERBIE NICHOLS

1950年代にブルーノートやベツレヘム等のレーベルに傑作を残したピアニスト、作曲家のハービー・ニコルス。かつてラズウェル・ラッドらが彼の楽曲を演奏し、90年代に入るとニューヨークの若手たちによるハービー・ニコルス・プロジェクトが、さらなる再評価を進めました。ドラマーのエンリケ・エレディアをリーダーとする当アルバムは、その動きをさらに一歩前進させる成果と言えましょう。あえてピアノを廃し、ギターをフィーチャーしたトリオ編成をとりながら、ニコルスの名曲の数々に新たな光を当てています。時代を超えたニコルスのセンスに、改めて感銘を受けること間違いなしの一枚です。