Steve Lacy/スティーブ・レイシー Soprano Sax & Reflections

ジョン・コルトレーンがソプラノ・サックスを手がける以前からこの楽器をプレイし、素晴らしいモダン・ジャズ演奏を残した名手がスティーブ・レイシーです。彼の初リーダー作である「Soprano Sax」(Prestige：1-6)と、セロニアス・モンク作品集「Reflections」（New Jazz：7-13)が、1枚のCDにカップリングされました。のちにフリー・ジャズの代表的存在になるレイシーですが、この当時のプレイはスインギーそのもの。クリアーな音で、ときにユーモアを感じさせながら数々の名曲を楽しさいっぱいに表現しています。ウィントン・ケリー、エルビン・ジョーンズ、マル・ウォルドロン等、サイドメンも好演を披露。50年代ニューヨーク・ジャズの魅力を現代に伝える、かけがえのないセッションといえましょう。 ジャズ輸入盤CD