Osmiza/オスミザ Pop Gossip

これはまたユニークなジャケットですね。自身のカルテット、ジャンルカ・ペトレアのコズミック・バンド等、幾つものバンドで活動するフランセスコ・ビゴーニ（1982年生まれ）のトリオ・ユニット、オスミザによる作品です。このバンドはその名が示すとおり、アフリカ～ワールド・ミュージック的要素を感じさせるサウンドが魅力。ビゴーニはサックスのほか、ベイビー・ベースという珍楽器、加えてスライド・ギターまで演奏しています。大半がメンバーのオリジナル曲ですが、チャールズ・ミンガスの(7)、デューク・エリントンの(12)といった古典も意表をつくアレンジでプレイされています。旧来のジャズ・スタイルにとらわれない解釈は、ヨーロッパ新世代ならではでしょう。