Herb Geller Quartet/ハーブ・ゲラー・カルテット Birdland Stomp

50年代の西海岸で愛妻ロレインとのおしどりコンビで大活躍、60年代初頭にはドイツに拠点を移した名アルト奏者のハーブ・ゲラーが1990年、人気絶頂だったケニー・ドリューのトリオを共演したワン・ホーン・アルバムです。ドリューも、50年代の西海岸で活躍しており、ゲラーとは文字通りの再会セッションだったのではないでしょうか。録音時ゲラー62歳、昔と変わらぬパーカー直系のスタイルで、エモーショナルな演奏を聴かせます。タイトル曲は｢Stomping at the Savoy｣に基づくオリジナル。最大の聴きどころは(5)はエリントンとストレイホーンの名曲群をメドレーで演奏。フィル・ウッズと並ぶビバップ・アルトの第一人者としての実力と貫禄を示した充実盤です。 ジャズ輸入盤CD