チェコ出身の鬼才ギタリスト、David Doruzka(1980年生まれ)。米国ボストンのバークリー音楽大学を卒業、現在は欧米を舞台に幅広く活躍しています。かつてケンドリック・スコットを迎えたアルバムも出していましたが、ここではFresh Sound New Talentの顔というべきアルベルト・サンス(ここではピアノではなくオルガンを演奏)と、ホルヘ・ロッシを迎えたトリオで、ハードコアなメインストリーム・ジャズに挑んでいます。悲運の天才ピアニスト、ハービー・ニコルスの楽曲(3)(8)、オーネット・コールマン初期の名曲(5)をとりあげているあたりからも、彼らの志向が垣間見えることでしょう。妥協のない、これぞジャズの王道というべき熱いサウンドが味わえます。 ジャズ輸入盤CD