この2in1CDの前半(1~7)を担当するのはサックス、クラリネット、フルートの名手、ウィリアム・"ビル"・グリーンがリーダーを務めた唯一のアルバム"Shades of Green"です。彼はロサンゼルス・ジャズ界の重鎮であり、スタジオミュージシャンとしても人気を博し
シナトラ、
トニー・ベネット、
ナット・キング・コールといった伝説のボーカリストたちと共演しました。このアルバムでは、オルガンのアーサー・ヒレリー・ジュニア、ドラムのトニー・バズリー、トロンボーンのトリッキー・ロフトンといった彼の仕事仲間が参加しています。互いを知り尽くした熟練のアンサンブルでスウィング、ブルース、モダンジャズを融合させ、作曲家としてもソリストとしてもグリーンの芸術性を明らかにしている作品となっています。そして後半(8~16)を担うのはビル・ロビンソン・カルテットの"The Great Gerry Mulligan"です。バリトンサックス奏者のビル・ロビンソンは
スタン・ケントンのオーケストラに所属後、ゼントナーのバンドに加わりサイドマンであるディック・ハーウィッツ(Tr)、メル・ポラン(b)、ボブ・ギブソン(d)と共にカルテットを結成しました。
ジェリー・マリガン・カルテットへの敬意をこめたBilly Boy (Willun)、 Alla en el Rancho Grande (Big House)、Mulligan’s Walkin’ Shoes (Shoe Nuff)などオリジナル曲と独創的なアレンジ曲を演奏しているこのアルバムで、貴重なセッションの中彼らが紡ぎだしたクールなサウンドに酔いしれることができます。