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コラム

FRESH SOUND NEW TALENTから世界へ

マルコ・メスキーダ (Marco Mezquida)

 

https://marcomezquida.com/  (マルコ・メスキーダHP)

 

1987 年にスペインに生まれた現在の音楽シーンで最も輝かしく有望な登場人物の一人であるピアニストです。

ホルヘ・ロッシーなどのジャズの伝説と共演して、プロジェクトリーダーとして約20枚以上のアルバムをレコーディングし、多数のプロジェクトのサイドマンとして約50枚以上のアルバムをレコーディングしています。

日本を含む 39 カ国で演奏を披露しており、ジャズを中心としながら、ポピュラー音楽やカルチャーミュージック、フリー インプロビゼーション、ロマンティック ミュージック、印象派、バロック、コンテンポラリー、ポップス、フラメンコなど様々なジャンルの音楽を弾きこなします。

彼の新作が3月22日に国内盤でリリースされました。

これが彼の日本で初のCD化となり、本格的に世界デビューとなります。

詳しくはマルコ・メスキーダHP(上リンク)からご確認ください。

 

ジャズエールではスペイン・ジャズの明日を担う逸材と称された彼のNEW TALENTから2013年2016年に発売された若きマルコが味わえる作品をご紹介します。

目次

名門校ESMUC卒業生が送り出す、スペイン・ジャズの最先端


 

My Friend Marko

名門校ESMUC卒業生が送り出す、スペイン・ジャズの最先端

スペイン・ジャズの明日を担う逸材、マルコ・メスキーダのトリオ・アルバムが登場しました。すでにガブリエル・アマルガント、ジュリア・バジェ、ヌーノ・カンポス、フアン・パブロ・バルカザール等のフレッシュ・サウンド・ニュー・タレント盤で才能を示してきたマルコですが、リーダーとしてFSNTに登場するのは今回が初めて。それだけに大変に気合の入ったレコーディングになっており、すべてのセッションを1日で録り終えたあたりからも彼の意気込みがうかがえます。1987年生まれの彼はまだ25歳。バルセロナの名門校ESMUCでアルベルト・ボベルやジュイス・ビダルに学び、たちまち人気ピアニストの座を獲得しました。どの曲も勢いに溢れた、瞠目すべきパフォーマンスです。

バルセロナとニューヨークの気鋭が協力した、今年のジャズを代表する新譜


 

Cantabile

バルセロナとニューヨークの気鋭が協力した、今年のジャズを代表する新譜

フレッシュ・サウンド・ニュー・タレントの着眼点の鋭さを改めて思い知らされる1枚です。主役はピアニストのマルコ・メスキーダ。スペインでは注目度急上昇中ですが、まだ英語圏でもほとんど紹介されていない存在です。しかしこのアルバムを聴けば、彼が近い将来、ジャズ界の第一線を牽引する一人になることは明らかです。もはやベテランの域に達したアメリカのサックス奏者、ビル・マッケンリーをゲストに迎え、堂々たる自身のジャズを作り出しています。これからが本当に楽しみな逸材です。

ジャズ・ドラムの王道を行く気鋭の新作は、メスキーダ、メンガルとのトリオで現代版モダン・ジャズを表現


 

Koine

ジャズ・ドラムの王道を行く気鋭の新作は、メスキーダ、メンガルとのトリオで現代版モダン・ジャズを表現

「バルセロナのヴィレッジ・ヴァンガード」と呼ばれる老舗ジャズ・クラブ「ジャンボリー」のレギュラー・ドラマー的存在であるゴンサロ・デル・バル。2013年にリリースされた『Three Generations』で現代版モダン・ジャズの真髄をたっぷり聴かせてくれましたが、このフレッシュ・サウンド・ニュー・タレント移籍第1作はそれ以上の仕上がり。マルコ・メスキーダ、ダビ・メンガルとの不動のトリオが紡ぎ出すサウンドにはますます磨きがかかり、繊細かつ大胆なインタープレイが満喫できます。モダン・ジャズの、現代における理想的な発展がここにあるといっても過言ではありません。

コロンビア出身の鬼才が、トリオ・ジャズの新たな扉を開く


 

Rain

コロンビア出身の鬼才が、トリオ・ジャズの新たな扉を開く

1979年コロンビア生まれ。卓越したベース・テクニックと情熱的な音楽性で話題を集めている奏者がファン・パブロ・バルカザールです。2000年代初頭には、ザ・ヘックラーというバンドの一員として、フレッシュ・サウンド・ニュー・タレントからアルバムを発表していました。完全主義者として知られる彼だけあって、この新作でもベースの他に作編曲、プロデュース等を一手に担当。マルコ・メスキーダのピアノ、カルロス・ファランガのドラムスと共に、ジャズ・トリオの新時代を開くがごとき鮮烈な演奏を聞かせてくれます。(1)は「イエスタデイズ」、(5)は「オールモスト・ライク・ビーイング・イン・ラブ」というスタンダード・ナンバーをそれぞれ下敷きにしたプレイ。伝統と革新を共存させた演奏が痛快です。

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