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コラム

MICHEL SARDABYの魅力を再発見 -PART2-

全16回のうち、PART1では第5回目から8回目までをお届け。じっくりお楽しみ下さい。

目次

第五回は、サルダビーが「モンティ、モンティ」と可愛がるモンティ・アレクサンダーとの優しさ溢れる協演は、この作品です。

 

ロン・カーターとの共演後、まもなく、同じカリブは、ジャマイカ出身モンティ・アレクサンダーがパリに来ていました。人伝手でサルダビーを紹介されましたが、既に、同じピアノのサルダビーを敬愛していました。すぐさま、モンティは、サルダピーに溶け込みました。二人の人間性が滲み出る演奏で、ジャケット写真の通り、快く心穏やかな気持ちにさせる秀逸の作品です。正に、カリブの爽やかな風が心に吹き抜けていきます。

第六回は、サルダビーの初リーダー作とされた[Five Cat’s Blues]。

いつしか今回ご紹介する[Five Cats’Blues]が、サルダビー初リーダー作と定着してしまいました。
販売当時、如何にサルダビーが謎に包まれていたとゆうより確かな情報がありませんでした。それ故、憶測と噂で評していました。
誰も直接サルダビーに聞く機会がなかったのでしょうか。
歪んだ情報が錯綜していました。やや事実がストーリーと異なった箇所はありましたが、サルダビー音楽の素晴らしさ、作品の秀逸さは、変わりません。
五匹の猫たちの井戸端会議とお許しください。
この再発見シリーズで、徐々に事実を明らかにさせて頂きます。サルダビー初期の瑞々しいサウンドをお楽しみ下さい。

第七回は、そうです、[あの<不条理にもあなどられた存在>サルダビー/IN NEWYORK]です。何か不条理なことでも?

 

今思えば20年以上のサルダビーは、日本のシッタカなジャズ・ライターや心無いライターと称するジャズマニアにヒストリーを作り上げられていました。
正に今回のライター今沢裕氏の[あの<不条理にもあなどられた存在>。。。]は、言いえて妙ですね。分かるライターの一刀両断ですね。
やっと、憂鬱な過去から解放され少し溜飲が下りた感じがします。ジャケット裏の写真が全てを物語ります。
サルダビー作品、いい音楽とはこうゆうものだとわかって頂きたい作品です。

第八回は、1975年フランス・ジャズ・アカデミー賞受賞作品[GAIL]。

 

1975年度フランス・ジャズ・アカデミー受賞作品が、今回ご紹介する[GAIL]です。
タイトルの由来は、サルダビーファン最年少12歳の少女の名前であるらしい。いやあ、こんな少女が本当に理解できたのだろうか?と詮索するのは、凡人たるが所以なのでしょうか。
少女はサルダビーが奏でるメロディーの大々ファンで、いつもその日の演奏をストレートに無邪気に語ってくれたそうです。
小さな最高の理解者に、この曲GAILを捧げました。「理解するのに大した能力は必要ないでしょ。ただ、優しく聴くだけですよ」っと。やがてこの作品が時[1975年]のジャズ・アカデミー賞を受賞しました。
(初期のジャケットには、誇らしげにこんな金色の受賞シール付きでした。)

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