（試聴可能）モダン・ジャズの名曲を、楽器陣と渡り合いながら縦横無尽に歌う若手男性歌手。それがErik Leuthauserです。深い歌声、抜群のリズム感は久々の本格的ジャズ・シンガーの登場を思わせ、まるでマーク・マーフィーの死去と入れ替わるように登場したことに運命のめぐりあわせを感じずにはいられません。これは彼のファースト・アルバムですが、全18曲という盛りだくさんな構成の中に、エリックの有り余る才能がパッケージされています。マーフィーはもちろん、カート・エリングのファンにもお勧めです。